矯正歯科治療のメリット・デメリットは、以下の通りです。
患者様が正しい情報をえていただいた上で、治療を行っていただきたいと考えております。但し、治療に関しお悩みの場合は、遠慮なくご相談ください。
メリット
- 歯周病や虫歯に代表される歯科疾患の予防
- 顎顔面の骨格の成長発育障害の予防
- そしゃく機能の改善と維持
- 口唇閉鎖不全の改善
- 発音の改善
- 顎関節と咬合との調和
- 体のバランスや運動能力の改善
- 一般歯科治療を行うために必要な歯の移動が可能になる(インプラントを入れられるようになる、ブリッジを入れられるようになるなど)
- 見た目がキレイになることで、性格がポジティブに向かう傾向があるとされている(2次的メリット)
デメリット
- 矯正装置の装着中は、虫歯や歯周病になるリスクが高くなる。(丁寧な歯の磨きにより予防可能)
- 顎骨の成長予測は難しく、成長発育の量や方向、およびその時期を予測し治療を行うが、予想外の成長発育が起こった場合、治療期間が延長する場合がある。
- 矯正治療中の患者様が定期的な来院、口腔ケア、矯正装置の使用等を怠った場合、治療の中断や延長を余議なくされることがある。
- 矯正治療を行う多くの人に、歯根吸収のリスクがある。歯根吸収は歯の移動に伴い、過度な力や無理のある方向へ歯を動かした場合、歯の根っこの先端が短くなってしまう現象で、それを予防するために定期的にレントゲンで根の状態をチェックする。
- 矯正治療を行う多くの人に、歯肉退縮のリスクがある。歯肉退縮とは、歯肉が下がってしまい、歯根が露出するようになった状態のことを言います。ガタガタが強い方はリスクが高いと言われています。またブラッシングが強すぎたり、歯周病が原因で起こることもあります。
- 虫歯や修復歯、欠損歯が多いと、理想的な矯正治療が行えない場合がある。