食事は、健康の源と言っても過言ではありません。
日本は今や超高齢化社会に突入していますが、人生の楽しみの一つであるはずの食事が楽しめないご高齢者の方が多くおられます。 会社の為、家族の為に粉骨砕身働いてこられた方々へ、歯科医として微力ながらお力添えが出来るのが訪問診療なのです。
当サイト監修歯科「那須歯科医院グループ」は、一般歯科診療はもちろんのこと、お子様のための小児歯科診療、矯正歯科、予防歯科、そして通院するのがお辛い全ての患者様のお口の環境を健康に保つために口腔ケアや歯科診療を行って参ります。 訪問歯科診療についてご質問などございましたら、遠慮なくお問い合わせください。
訪問診療と一般外来診療との違い
一般診療も当然ですが、訪問診療には特に全人的な視野が必要となります。 具体的には、歯やお口の診療だけでなく、患者様お一人おひとりへの精神的なケアも必要で、介護的な視点も欠かせない診療であると言えます。
そして訪問歯科診療を要望される方の中には、ご自身の症状を的確に伝えることが難しい方もおられることから、しっかりと時間をかけ診療にあたることが大切です。 外来歯科診療と同様に、訪問歯科診療にも「優しく接する気持ち」で診療にあたることが根底にあります。
訪問歯科診療の必要性
病気や加齢などにより飲み込む機能や咳をする力がだんだんと弱くなり、口腔内の細菌や逆流した胃液が誤って気管に入りやすくなります。 その結果、発症するのが誤嚥性肺炎(※1)です。 訪問診療による口腔ケアを実施した人と、実施しなかった人を比べると肺炎の発生率を40%減少させる効果があります。
歯磨きにより、口腔内を清潔にして細菌数を減らします。 更に、口腔ケアをした方と、口腔ケアをされない方では菌の数に10倍もの差があります。
※1:誤嚥性肺炎は、高齢者では命に関わるケースが多い病気の一つです。
当サイト監修歯科医院の訪問歯科診療の心構え
全身疾患・摂食状況・服薬状況・感染症対策など、より全人的な視野を持ち治療を行うこと
患者様のペースに合わせ、ゆっくりと診療を行います
高齢者の場合、入れ歯の調整が必要なことがしばしばあります。しっかりと入れ歯の調整を行ったとしても、お若い方と違い、お口の筋肉が衰えていることも多くあり、口を短時間しか空けていられないなど様々な問題があります。そのため急いで治療を行うとかえって患者様の負担となることが想定できる場合は、慌てず、患者様の歯やお口の状態に合わせ治療を行います。
ご家族との密な連携と人間関係を作ります
普段の口腔ケアの大部分は訪問歯科診療を行う歯科医ではなく、ご家族の方が担っています。 ご家族の皆様との良好な関係を築くこと重視し、患者様の毎日の口腔ケアについて、何でもご相談いただけるよう診療にあたっています。
寝たきりや障害などによって通院が困難な方々のために
以下のような症状の際に訪問歯科診療をご用命ください。
- 動けないので、歯の治療を我慢している。
- おいしく食べることができない。
- 歯の健康を維持したい。
- 噛む力が衰えてきた。
- 口臭が気になる。
- 入れ歯を作りたい、入れ歯が合わなくて困っている。
- 食べること、話すことが煩わしい。