お子様自身が一人では上手に歯磨きができないために仕上げ磨きを行います。また、歯磨きを楽しく習慣づけることも目的としています。保護者は面倒に思われずに仕上げ磨きをされることも重要です。
ほとんどの子どもが、ハブラシが歯ぐき(歯肉)に強く当たると嫌がりますので、子どもに不快感を与えないようゴシゴシと強くこすらないように注意しましょう。他に子どもが眠くなる前や、機嫌が悪い時は、歯磨きを嫌がる原因につながる可能性が高くなりますので避けましょう。
仕上げ磨き4つのコツ
お母様、お父様、保護者の皆様に向け、仕上げ磨きを行う際の4つのコツをご紹介いたします。是非、実践されてみてください。
01.前歯の仕上げ
上くちびると歯ぐき(歯肉)をつないでいる「スジ」の部分にハブラシが当たると子どもが痛がり、歯磨きを嫌がる原因になってしまいます。
上くちびるを持ち上げて、歯と歯ぐき(歯肉)の境目が見えるようにし、ハブラシを持っていない方の人差し指の腹で上くちびると歯ぐき(歯肉)をつないでいる「スジ」の部分を隠して、仕上げ磨きをしてあげましょう。
02.奥歯の仕上げ
奥歯はハブラシを奥から前に動かしましょう。乳歯は奥歯が2本なので手早くできます。特に、奥歯のかみ合わせは溝に歯垢(プラーク)が残りやすい場所です。
03.嫌がられないコツ
歯磨きをスタートしたら、日ごろから子どもの口元を触りましょう。口元を触られることに慣れていると嫌がりにくくなります。
歯磨き中に話しかけたり、数を数えながら歯磨きするのがおすすめです。歯磨きの終わりがわかると子どもも頑張れます。また、時間がかかると子どもが飽きてしまうので、短時間で手早く丁寧に行いましょう。また、仕上げ磨きが終わったらほめてあげることも大切です。