成人歯科矯正を行う目的は、①機能と②審美の改善にあります。歯がガタガタ、出っ歯、受け口など、歯並びの問題は各個人様々ですが、それらのいずれも機能・審美の面に支障をきたします。
①機能の改善
正しい咬み合わせにすることです。
上下の歯がしっかりと噛み合うことで、食べ物をよく噛んで食べることができるようになり、消化吸収を助けるだけでなく、食事がより喜びあふれるものとなります。さらに、歯並びが整うと今までは歯ブラシが届かなかったところまでブラッシングできるようになり、虫歯や歯周病の予防が容易になります。また、発音の向上や、顎関節の機能改善にもつながります。
②審美の改善
矯正治療を希望する患者様の悩みとして、歯並びの見た目の問題は大きいと思います。
ご自身の歯並びを気にされて、自然な笑顔が出来ず、コンプレックスに感じている方も多いと思われます。前歯のガタガタを治したり、出っ歯や反対咬合を改善することで、美しい口元を手に入れることができ、日々の生活もより明るくなるでしょう。