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噛むことの大切さ

噛むことの大切さ

歯やお口の環境を良好に保つには噛むこともとても大切です。
噛むことの 8 大効果は、縦読みで「卑弥呼の歯がいいぜ(ヒミコノハガイーゼ)」と言われており、以下の通りです。また、 よく噛むためには 歯と歯ぐき(歯茎)が健康が健康である必要があります。

肥満を防止する

ゆっくりよく噛んで食べると食べすぎを防ぎます。

味覚の発達を促す

よく噛むと食べ物本来の味がわかります。

言葉をはっきりさせる

よく噛むことにより顎の発達、歯並びが良くなり口をしっかり開けて話すことによりきれいな発音ができます。

脳の働きを活発にする

よく噛むと脳神経の働きが活発になります。

歯の病気の予防

よく噛むと唾液がたくさん出て、口の中をきれいにするため口臭の発生も減少し、虫歯や歯周病の予防につながります。

がんの予防

唾液に含まれる酵素には、発ガン物質の発ガン作用を消す働きがあります。

胃腸の働きを促進する

よく噛むと唾液中の消化酵素がたくさん出て、消化を助け食べすぎを防ぎます。

全力投球

よく噛むことで力が沸き、日常生活への自信も生まれ、力いっぱい仕事や遊びに集中できます。

よく噛んで食べるための2つのPOINT

POINT1 急いで食べない

ゆっくりと味わって食べましょう。食べ物によって噛みごたえは違います。
噛みごたえのある食べ物は、ひと口30回を目安によく噛んで食べましょう。

POINT2 飲み物で流しこまない

食べ物が口の中にある時は、飲み物を摂らないようにしましょう。飲み物で流し込んでしまうと、食べたものが細かくならないうちに胃に送られてしまうので消化によくありません。よく噛むと、食べ物が細かくなり、自然に飲みこめるようになります。

前歯・奥歯(臼歯)の噛む役割

人は通常、乳歯は20本、永久歯が生えそろうと28本歯があります。その内、犬歯を含む前歯が上下で6本、奥歯(臼歯)が16本(乳歯:8本)に分けられます。
其々の役割は、一口サイズに噛みわける役割が「前歯」、前歯の内、噛み切るための役割が「犬歯」、一口大にしたものをすり潰し飲み込みやすくする役割が「奥歯(臼歯)」となります。
また、前歯は主に野菜、犬歯はお肉、臼歯は穀物と行った食材が担当し噛む役割をしています。
歯の視点から考えると、バランスのいい食事をするということは、バランスのいい噛み分けができるとも言えます。
硬い食べ物を噛むということは、歯や顎にとってもいいことですが、「どの歯を使い噛むか」ということも、とても大切です。
お子様とお食事をされる際に、「今は、どの歯を使ってモグモグしてるの?」などのコミュニケーションをとられては如何でしょうか。