お子様の矯正歯科治療は、「いつから始めたらよいのか？」「どのような矯正歯科治療が必要なのか？」など、悩まれる保護者の方も多いと思います。
また、「ママ友から永久歯が生え揃ってからの方が良いとも聞いたこともあるけれど…」といった声も耳にしますが、矯正歯科治療を開始する時期は、お子様によって最適なタイミングがあります。
乳歯や永久歯の状態、上下の歯の噛み合わせ、顎の骨のかたちなどはお子様によって様々異なります。「いくつになったから、矯正歯科治療をはじめましょう」とはいえないのです。
当サイト監修歯科医院では、お子様の矯正を希望される保護者の方へ「今は、矯正歯科治療をするのは待ちましょう。」といった提案を行う場合もあります。歯の生え始めた幼児期から歯科の定期検診で歯の生え変わりや、顎の成長をチェックすることで、お子様のお口の環境を把握することで、 適切な矯正歯科治療を開始するタイミングを推し量ることで、より良い結果が得られます。
お子様の矯正歯科治療の一番の目的は大人の歯が全て生え揃ったときに、正しいかみ合わせになる理想的な土台を作ることです。
家を建てるときに基礎工事が大切なのと同様、子どもの矯正治療は、いわば土台作りのようなものです。歯は、顎（あご）や歯槽骨（しそうこつ）という土台の上にはえてきますが、その顎（あご）や歯槽骨の大きさや位置に不正があると、正しいかみ合わせを確立できないことがあります。大人の歯がはえ揃ったとき、健康で美しいかみ合わせになるためには、土台をきちんと作っておく必要があります。